あなたは、友達や彼氏とのやりとりで「本当はこう伝えたいけど、言いにくいな」と感じたことはありませんか?
そんなとき、上手に自分の気持ちを伝えることができる女性は、トラブルを避けながらも自分を守ることができます。その秘密のスキルが「アサーション」。
現代社会で、恋愛や職場などで自分の意見や気持ちを伝えるのは大切なこと。
特に、誰かにモラハラされる状況を避けるためには、自分の思いを正しく伝えるスキルが欠かせません。
でも、「どうやって伝えればいいの?」と悩んでいる人も多いはず。
そこで、今日は“アサーション”について紹介します。
これが身につけば、無理に揉めたりせずに、自分の気持ちをスッキリ伝えられるようになりますよ!
アサーションって何?
アサーションとは、自分の意見や感情を正直に、そして相手を尊重しながら伝えるコミュニケーション方法です。
「自己主張」と聞くと強引なイメージを持つかもしれませんが、アサーションは相手を傷つけず、自分の気持ちをしっかり伝えることを目指します。
これによって、お互いが気持ちよく話し合えるのです。
例えば、ただ自分の言いたいことを押し通すだけではなく、相手の話にも耳を傾けて、お互いが納得できる形で話を進めることを目指します。
ポイントは「自分の意見をしっかり言いつつ、相手を傷つけない」というバランス。
これができると、トラブルを未然に防ぎつつ、相手との関係をより良好に保つことができます。
どうしてアサーションが大事なの?
アサーションを使うと、以下のようなメリットがあります
アサーションは、あなた自身を大切にすることに繋がります。自分の思いや意見を伝えられずに我慢していると、ストレスが溜まったり、相手にモラハラ的な行動を誘発することも。
逆に、感情的になって怒鳴ってしまうと、関係が悪化してしまいます。
アサーションを使えば、その両方を防ぎ、健全なコミュニケーションを築けるんです。
自分の気持ちを伝えることがモラハラ回避に繋がる理由は?
自分の気持ちを伝えることで、相手との関係において自分の立場を明確に示すことができます。
これにより、相手は自分の行動があなたにどう影響しているかを理解しやすくなり、不当な行動を取りにくくなります。
もし自分の感情を押し殺してしまうと、相手はその沈黙を「問題なし」と受け取り、ますます支配的な態度を強める可能性があります。
アサーションを使って自分の気持ちを適切に伝えると、相手は自分の行動の結果に気づき、考えを改めるきっかけになります。
たとえば、「あなたがこれを言うと、私は悲しく感じる」と伝えることで、相手はその言動がどのように影響を与えているかを理解します。
これが、モラハラの発生を防ぐ第一歩です。自分の感情を伝えることは、単に自己防衛の手段であるだけでなく、相手と健全なコミュニケーションを築く基盤にもなります。
アサーションが苦手な人と得意な人のモラハラ被害の差
アサーションが苦手な人は、意見を言えずに黙って我慢することが多く、相手に付け入る隙を与えてしまうことがあります。
これにより、相手が支配的な態度を取ることを助長し、モラハラ被害を受けやすくなるのです。
こうした状況では、自分の気持ちを伝える力がないと、相手が優位に立ちやすくなり、長期的には心身のストレスが積み重なる結果に繋がります。
一方、アサーションが得意な人は、自分の気持ちを適切に表現することができるため、相手も対等に向き合いやすくなります。
これにより、相手が理不尽な要求や態度を取るのを防ぎやすくなり、モラハラ被害を避けることができます。
また、アサーションが得意な人は、自分を守るための境界線を明確に示せるので、相手に不当な行動を取らせない環境を作りやすくなります。
具体例:アサーションが得意な人と苦手な人のモラハラ回避の違い
アサーションが苦手な人の例
友達が頻繁に約束の時間に遅れてくることに対して、何も言えずに我慢しているAさん。
毎回心の中で「また遅れてる…でも文句を言うと嫌われるかも」と思い、結局ストレスが溜まってしまいます。
結果として、友達はAさんの不満に気づかず、さらに無意識にその行動を続けることになります。
アサーションが得意な人の例
一方、Bさんは同じような状況で、「私は、あなたが遅れると少し不安になってしまうんだ。次からは遅れるときに連絡をくれると助かる」と、冷静に伝えます。
友達もその言い方に対して理解を示し、次からはきちんと連絡を入れるようになります。
このように、自分の気持ちを伝えたことで、お互いにとって良いコミュニケーションが築かれたのです。
実践!簡単アサーションのコツ
では、どうやってアサーションを身につければいいのでしょう?ポイントは3つです。
「私は〜と思います/感じます」 と、自分を主語にして話す
自分の気持ちを相手に伝える際、「あなたは〜」ではなく「私は〜」と始めることで、責めるような印象を与えずに済みます。
たとえば、「私は、あなたが遅れると少し心配になります」と言うと、自分の感情を伝えつつ、相手を批判しない言い方になります。
例えば、職場で上司に対して自分の負担を伝えたいとき、「最近、仕事量が多くて辛い」と言うよりも、「私は最近、仕事量が増えていて、少しプレッシャーを感じています。もし可能であれば、調整をお願いできると助かります」と伝えると、相手は具体的な状況を理解しやすくなります。
具体的な状況を説明する
漠然とした表現ではなく、具体的に話すことで相手が理解しやすくなります。
「最近、忙しそうに見えて心配している」と具体的に伝えると、相手も状況を共有できます。
パートナーが頻繁に夜遅く帰宅する場合、「あなたはいつも遅い!」と責めるのではなく、「最近、帰りが遅いと感じて心配になるんだ。何かあったら教えてくれると安心します」と伝えることで、攻撃的にならずに心配な気持ちを共有できます。
相手を否定しない
攻撃的な言葉や批判は避けて、自分の気持ちだけを伝えます。
たとえば、「いつも遅れてばかりで困る」ではなく、「あなたが遅れると、私は心配になります」と伝えることで、相手が防御的になりにくくなります。
友達が借りたものをなかなか返してくれないとき、「早く返してよ!」と言う代わりに、「私は、借りたものが返ってこないと少し不安になることがあるんだ。いつでも大丈夫だから、返せるときに教えてもらえると助かる」と伝えると、関係を崩さずに意図を伝えられます。
アサーションが得意でもモラハラ被害にあうこともある
アサーションを身につけていても、モラハラ被害に遭うことはあります。
なぜなら、モラハラを行う人は、相手の言葉や行動に関係なく、自分の優位性を保とうとすることが多いからです。
つまり、どれだけ冷静かつ正確に自己表現をしても、相手がその意図を無視したり歪曲したりする場合があるのです。
相手との関係を良好に保つための努力はお互いにするべきであり、彼のモラハラが治らないからと言って、自分がすべき努力を超えてまで自責する必要はありません。
また、ひとりで悩んでいるとその境界線を見失いがちなので、客観的な意見を聞くべきです。
家族や友人、ココナラ電話相談などを利用することをおすすめします。
自分ひとりで抱え込まず、必要であれば離れる決断をする勇気も持ちましょう。
まとめ
アサーションは、単に自分の言いたいことを言うだけではなく、相手と良い関係を保ちながら自分の気持ちを表現する技術です。
これを身につけることで、恋愛でも仕事でも、より豊かな人間関係を築くことができます。
揉めずに自分の気持ちを伝える力、一緒に磨いていきましょう!
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